2013/05/26 ~ 05/27 無印良品・津南

GRANADA

2013年05月28日 00:37

春の津南に出撃!

 さて今回は久々にカミさんを拉致って新潟県まで出撃。

 茨城南部 ⇒ 新潟の遠征ながら、なんと一泊の弾丸キャンプ @o@

 はてさてどんな出撃になることやら・・・

(以下、長文ご注意)

5/26(日) 晴れ

 4時半に出発し、休憩を挟みつつキャンプ場に向かう。津南へ向かう国道117号線は道幅の広い快走路で、何軒もアスパラの直売所が並ぶ「アスパラ街道」 ^^;

 で、キャンプ場近くの直売所に9時頃到着しアスパラを購入。他にも旬の山菜(たらの芽、コシアブラ etc)が沢山並んでおりました。

 買い物を済ませ、いよいよキャンプ場に向けて山道を登っていく。

狭くてクネクネなアクセス路入り口

 アクセス路は全区間舗装されているが道幅が狭く、ところどころに離合のための待避スペースが設けられている。街灯はおろかガードレールも無い「夜は通りたくない路」をクネクネと10分ほど登るとキャンプ場に到着。まだ10時なのでアーリーチェックイン。

振り返ると河岸段丘の向こうに苗場山や鳥甲山が見える


キャンプ場のシンボル、山伏山


センターハウス


センターハウス横の池


さすがは屈指の豪雪地帯、所々に残雪が! @o@


 
場内の沢。雪解け水なので近くを通ると強烈な冷気。まさに天然のクーラー


 受付を済ませてサイトに向かう。サイトはペット可の D サイト。のどかなカッコウの鳴き声を聞きながら設営を開始。

 津南キャンプ場のサイトは概して広く、最低でも 100平米以上は優にある。また地面は草地で幕が汚れないのが有難い。

設営サイト。広いが木陰がまったく無い


 ただほとんどのサイトに木陰がまったく無いのがイタイ。この時期、風はカラっとしていて木陰ならば快適極まりないのだが、サイトはとにかく陽射しがキツく、タープを張っても輻射熱と照り返しで結構暑い。正直、これにはマイッタ。

 幸いペット可サイトを完全貸切状態のため、カミさんと「はな」は炊事棟に避難 ^^; その間、黙々と炎天下で設営を敢行。

アタチ暑いのは苦手。パパ設営頑張ってね♪


 1泊ということもあり、今回も設営・撤収が容易な Pilz 15 を選択。これに初張りとなる Hilleberg XP20 を投入。Hilleberg XP20 は綱の張り方が普通のヘキサやレクタと若干異なるため自立させるのに試行錯誤。一人で設営したせいもあって設営完了まで30分はかかった(逝)

ピルツ15 に Hilleberg XP20 (初張り)


タープは意味も無くポールを 6本使った変態張り ^^;


他にキャンパーはいないけれど、一応サイトマークを掲げてみた


ピルツ内はコット寝でシンプルに


タープからの眺め。D サイトからは山並みが見える程度が精一杯


自立式ハンモックも投入


ランチタイム


 ランチは売店で買ったパスタとパスタソース(いずれも無印良品ブランド)に炒めたアスパラを加え、地ビール(エチゴビール)で乾杯。さすがカミさんが一緒だとメシも豪華になりマスネ ^^


 夕方、ようやく涼しくなってきたのでタープの下に移動。アイスコーヒーを飲みながら山を眺めたりハンモックでうたた寝したり。


ハンモックで寝ていたら「はな」に延々と顔を舐め回された、の図



 そうこうしているうちに陽も傾き始めたのでシャワーを浴びに行く。下界まであのクネクネ路を降りて行かなくても最低限、汗を流せるのは有難い。

 ここのシャワーは 3分 100円で男女各4基づつ。ここのシャワーはシャワーを止めてもカウントダウンが止まらないし、残り時間表示も無いのでなかなかスリリングなシャワータイムが楽しめる ^^; シャンプーとボディシャンプーは用意されているが、ロッカーは無いので100円玉だけ持って行くことをお薦めする。

 シャワー後、夕食の準備を開始。

アスパラの下処理中

 太くて立派なアスパラが10本で400円。アスパラは鮮度が命、新鮮なうちに茹でてしまえば旨みを失うことはない。

お楽しみの夕食


 無印良品のレトルトカレーにアスパラとトマトのサラダ、地ビール(エチゴビール)に地酒「津南」。さすが朝採りアスパラ、甘味があって柔らかく、スーパーで売っているものとは大違い。地ビールも地酒もウマかった ^^


 その後焚火をしながら酒を楽しむ。やがて月が昇って月明かりが辺りを優しく照らしてくれた。ただ気温が9℃ぐらいまで下がり、そこそこ寒くなったので22時頃就寝。



5/27(月) 晴れ

 深夜に若干突風が吹いたものの、明け方には天候も回復。幕内最低温度は8℃で特に寒さで目覚めることはなかった。(シュラフはモンベル #1)

 5時前、夜明けとともに「はな」が鳴き出すが、どのみち貸切状態なのでそのまま放置し(爆)、6時半起床。きょうもカッコウがのどかにさえずっている。

朝は気持ちがいいわね♪


朝焚火をしながら朝食


 新潟産コシヒカリに茹でアスパラ炒めとソーセージ炒め。今回、カミさんは徹底的にアスパラで攻めてくる模様 ^^;

 朝食後、涼しいうちに、と撤収作業を開始するもやがて炎天下となり、今日もカミさんと「はな」は炊事棟に避難 ^^;  それにしてもこの炊事棟(の日陰)がなかったらどうなっていたことやら(激汗)



 ちなみに昨日、本日とも小さいハエのような羽虫が結構いてウザいと思っていたらそれがなんとブヨだったらしい(滝汗)。ブヨの厄介なところは刺された翌日以降に痒みと腫れが出てくること。案の定、刺されたのに気付いたのは帰宅した翌日 orz 。

 私は幸いにも一ケ所やられただけで済んだが、カミさんは十箇所以上刺されていた。しかもカミさんは重症化する体質 orz


カミさん、スマン


 今回油断した原因は、

 ・そもそも日本のブヨを見たことが無かった(爆)
 ・以前、オーストラリアで現地のブヨ(Sand Fly)に刺されたことはあったが、体長 2mm ぐらいで一見ショウジョウバエのような外観。体長 5mm もある日本のブヨとは印象が違った。
 ・確かにまとわりついてはくるが意外とあっさりしていて払うとすぐ逃げる。蚊と違って「隙あらば取り付いて血吸ったるでぇ」という貪欲さを感じなかった。
 ・ブヨは朝方と夕方に活動するはずなのに津南のブヨは一番暑い時間に飛び回っていて、逆に朝夕はいなかった(謎)。
 ・森林香と虫除けオイル(+オイルランプ)を持っていっていたのに油断して使用しなかった(逝)

 いずれにしても、今ならまだブヨはいないだろうとタカをくくって津南に出撃したのは完全に判断ミスであった。



 ともあれ、ブヨ禍に気付くのは翌日のこと。当日は黙々と撤収作業を継続。

ネットで見つけたピルツの畳み方を試してみる。こりゃぁ確かに合理的だ


 適宜炊事棟で水分補給&休憩しながら撤収作業完了。10時半にキャンプ場を後にした。



 帰路、農産物直売所「津南食彩館」に寄って再び地元産アスパラを購入 ^^。

地元の肉・野菜が買える直売所

 ここでは地元「津南ポーク」が買えるので、地物食材にこだわったキャンプをするならここで食材を購入するとよいだろう。

昼食

 昼食は津南食彩館の隣にある食堂「とん豚」のカツ丼(写真は特別にお願いしたテイクアウトバージョン)。地元「津南ポーク」と魚沼産コシヒカリで大変美味しくいただきました。

 その後、関越道経由で帰宅。休憩を入れて5時間のドライブを二日連チャンし、結構疲れました ^^;


2013年 通算 19泊
全通算 27泊



無印良品・津南キャンプ場の感想、お薦めサイトなど

 とにかく自然いっぱいのキャンプ場だが、木陰があるサイトは非常に少ない。

 津南は標高 700m 程度しかなく、夏は普通に暑いのに木陰無しとなると個人的には夏のテント泊は不可能と判断せざるを得ない ^^;

 おそらくこのキャンプ場のベストシーズンは紅葉の時期だろう。

 一方、ファミリー目線で見た場合はどうだろうか。

 子供にとにかく自然に触れさせ、自分で遊びを発見させるなら最高のキャンプ場になり得る。

 植生が単調なカンパーニャ嬬恋とは異なり、とにかく樹木の種類が多いので、子供に樹木図鑑を渡せば一日それだけで遊んでくれそう ^^; (ただし敷地が非常に広く、迷子が多発したため子供の単独行動は禁止となっている)

 逆にキャンプ場の周辺には観光施設がないぶん、「用意されたイベント」をメインとするファミキャンには向かない。(一応アウトドア教室は用意されてはいるが)

 ともあれ、ここの一番のウリは河岸段丘と河岸段丘越しに見える山並みの「絶景」だと思うが、ペット可のサイトからはこの絶景が見られず、ワンコ連れキャンパーには魅力に欠ける感は否めない。


津南キャンプ場のここが good !

・自然満載
・一部見晴らしのいいサイトあり(後述)
・サイトが広い
・サイトが草地で幕が汚れない
・売店が充実。無印良品ブランド食品はもちろん、地ビール(エチゴビール)、地酒、アイス、飲料、肉類、基本調味料、基本キャンプ用品が揃っている
・無印良品キャンプ場で唯一のワンコノーリード可のサイトあり (その後、カンパーニャ嬬恋にドックランサイトが開設されました)
・サニタリー棟の中に飲料自販機あり(ただしトップシーズンのみ動作と思われる)


津南キャンプ場のここがイマイチ

・ほとんどのサイトが木陰無し
・時期によってはブヨがいる(5月~6月は特に注意)
・ペット可のサイトは見晴らしがイマイチ
・傾斜がきついサイトが多い
・規模の割にサニタリー棟が少ない(結構致命的な場合あり)
・キャンプ場周辺に何も無い
・下界に降りないと風呂に入れない


サイト概要

 今回は隣接する ANNEX サイト(湖畔のフリーサイト、車の直接乗り入れ不可)は見ていないので、オートサイト側のみ紹介。

 なお、下記サイトの印象については時期によってススキや木の茂り具合が異なり、特に眺望が大きく変る可能性がある点に注意されたし。

サイト配置(クリックで拡大)


 津南キャンプ場のサイト面積は概して広く、多くのサイトでススキがサイトの境界線になっている。

ススキがサイトの境界線だが・・・

 この時期のススキはようやく新芽が出始めた程度でまったく目隠しになっていないが、先輩諸氏のブログを拝見すると夏には背丈ほどに延びて視界を完全に遮ってくれるようだ。

 傾斜はサイトによってマチマチ。A サイト以外、完璧に平坦なサイトはほぼ無いので、面積的には広くても案外使えるスペースが限られてしまうサイトが多い。

 ともあれ、各サイトの特徴は以下のとおり。

Aサイト:サイトが平坦でサニタリーもセンターハウスも近くてもっとも便利なエリア。山伏山も良くみえる。

Bサイト:高台にあるサイト(後述)から絶景が楽しめる。B32 付近から C サイトのサニタリー棟まで急坂経由ではあるが距離が近くて水回りへのアクセスも問題無し。ただし番号が若いサイトはサニタリーが遠くて不便。

C サイトのサニタリー棟。上に少しだけ見えているタープが B30番台サイト


Cサイト:サニタリー棟付近の景色は悪くない。Dサイトとの間の沢沿いには大樹が残っており夏場は西日を避けられる貴重なエリア

Dサイト:ペット可サイトの中では一番景色が良く、サニタリー棟があって便利。番号が小さい方から大きい方へ傾斜が下がっていく。

Eサイト:サニタリー棟が近く、サイト内の傾斜は比較的緩やかで使い易い。

Fサイト:中央部が盛り上がっており、傾斜がキツめのサイト多し。積極的に選ぶ理由は無いと思う。

Gサイト:比較的回りに樹が多くて白樺が見えるのが特徴。またドッグランサイトが2つある。サニタリー棟が遠くて不便。

 なお、無印の HP では「林間サイト」という表現が使われているが、一般的な感覚でいうところの林間サイト(各サイトが林の中に埋もれている)とは実態が大きくかけ離れている点に要注意。


ペット不可サイトでのお薦め

・B29~B34 は見晴らし最高

・C30~C47 も見晴らし良好

C30 からの眺め。山並みが綺麗に見える


・A1~A6 はサイトが平坦で、かつサイト間の仕切りが無い広場状でグルキャン向き

・C16~C29 は西側の沢沿いに大樹が残っており、西日をある程度防げそう

・C16 は珍しく木陰のサイト。すぐ傍の沢にも直接アクセスできて夏場は涼しいかも。しかし水場ということでブヨやアブの巣窟かもしれない。チャレンジャー求む(殴)

木陰で、すぐ横の沢にも直接アクセスできる C16


・いわゆるプラチナサイトの B29、B32、C46 の秋の眺望具合についてはコチラのレポもご参照あれ。


ペットサイトでのお薦め

・見晴らしがいいのは D3。ただし傾斜がキツイのでテントを張る位置は極めて限られる。

D3 サイトからの眺め。遠くに山々が望める



・D30 以降はススキが伸びる季節(夏以降)になるとかなりプライベート感があって落ちついて過ごせる。

・G エリアは車通りも少なく、ワンコともども落ち着いて過ごせるが、サニタリーが遠いのでかなりの不便を強いられる点を覚悟するべし。

・G1, G2 は柵に囲まれたドッグランサイトだがどちらもサイト内にソコソコの傾斜あり。

・G13 はプライベート感抜群な上に綺麗な白樺もあって人気だが意外に平坦地が少なく、さらにサニタリーまで 300m @o@ もあるので不便を覚悟するべし。

 ちなみに、スタッフさんオススメのサイトはこちら

 どのサイトにしろ、可能な限り一通りサイトを見て回ってから泊地を決定することをお薦めする。



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