3月の購入以来、既に何度か実戦投入済みなのだが、先日、気温12℃~26℃と気温高めの環境で使用する機会があったので、その様子を中心に綴ってみる。
実際の当日の使い方:
・出発前に CB 缶(強さ設定「強」)でキンキンに冷却。
・別途、家の冷蔵庫の冷凍室で凍らせておいた保冷剤を入れて出発。
・走行中の4時間は冷却せずに保冷のみ。
・現地付近でロックアイスと冷凍チャーハンを買い収納。
・1時間後に現地着。CB 缶で冷却再開(強さは「中」設定)。
・この日の現地最高気温は 26℃。
・設置場所は幕内。幕は木陰にあるためさほど幕内温度は上昇せず。
で、一晩冷却した翌日昼の状態がコレ。
氷はまったく解けていない。ってか庫内に霜が付いてマス(右上のあたり)
写真ではわかりづらいかもしれないが、冷凍チャーハンも完璧に凍ったまま
まぁ、一泊や二泊なら普通のクーラーボックスでも凌げはするだろうが、気温が高ければ高いほど、開け閉め回数が増えれば増えるほど、泊数が延びれば延びるほど、コイツの方が有利になるのは間違いない。
だが、もちろんコイツにも弱点はある。
最大の弱点は
CB 缶使用時の温度調節が難しいこと。AC 電源使用時はサーモスタットがこまめに ON/OFF を繰り返して温度調節をしてくれるのだが、CB缶の場合は常時冷却となり、しかも「強、中、弱」の三段階にしか設定できないので油断すると冷え過ぎる。下手に野菜を入れると凍ってしまうことも(爆)
また何度か遭遇したのが過冷却水現象。水が液体のまま氷点下にまで冷却され、刺激(振動とか)で一気にシャーベット状になってしまうのだ @o@
過冷却でシャーベット状態になったウーロン茶
コーク・ハイを飲もうと思って缶を開けたらその振動でシャーベット状になってしまったことも(泣)
飲むに飲めないコーク・ハイ
さすがにアルコール度数の高いワインや日本酒はこんなことはありませんケド ^^;
ま、標準で製氷皿が付属している(=氷を作れる)ことからも判るとおり、こいつは
あくまでも「冷蔵庫」であってクーラーボックスではない。そこんとこをよく理解して使う必要があるわけですね。
なお、気温が高い場合、取っ手の部分が結露することあり(たぶんここの断熱材の厚みが薄いせい)。またCB缶自体にも結露が出るので注意。CB缶の下に雑巾を置いておくと良い。
取っ手の結露
あと、水平に保って設置しなければならない、という制約もあるので、基本的には走行中の車内での冷却には向かない。よって実運用上は保冷剤を入れて AC 電源でガッチリ冷やして出発、現地到着後に CB缶冷却開始、というスタイルになる。
出発前に AC 電源で冷却しておけば完璧
と、ここまで読むとマイナス面ばかりに思えるかもしれないが、結論としてはまったく逆で、買って損は無い商品だと思う。
自冷式なので夏でも安心して生鮮品を保存できるし、ランニングコストも安い(CB缶は1本 100円未満。板氷よりも断然お得)。何より設営完了後に飲む
キンキンに冷え冷えのビールは最高ですぜ、ダンナ ^^
結論:真夏に三泊以上するならお薦め
難点があるとすれば、普通のクーラーボックスと違っていずれ壊れる可能性がある点だろうか ^^:
おまけ:
こいつを載せる台には、
ニトリの「折りたたみデスク」 999円が測ったようにピッタリ。
サイズがピッタリ @o@
この折りたたみデスク、値段が安い上に折り畳むと薄くなる。フツーにキャンプ用の汎用テーブルとしてオススメ ^^
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