問題1:幕とフレームがサイズ的に合わない
THEA-5 の生地はポリコットンであり、使っているうちに幕が多少伸縮する可能性がある。
そのため購入当初は「あれ? ちょっとサイズが合わないな」と思っても「まぁ、そのうちフィットするようになるだろう」と楽観していたわけですね。(ここらへんの話は
初張りレポでも書いてますケド)
ところが使い込んでも未だ全ての隅がフレームとピタリと合ったことは一度もありません orz
どうも幕の縫製サイズが予定サイズより小さい感じなのですよ(特に出窓部分)。
実例:フレームと幕が合わずに弛んだ屋根
出窓部分 これでは見た目も悪いし、雨が降ったらここに水が溜まってしまうわけですね ^^;
屋根に溜まる雨・・・ 溜まった水は定期的に排水しないと雨漏りの心配も出てくるワケで。(ちなみに写真の状態で数時間放置しても雨漏りにまで至ったことはありません。意外と水を弾く生地なのが不幸中の幸いだったり ^^; )
問題2:スカートが十分に接地しない
THEA-5 にはスカートがあり、幕外からは一見スカートがちゃんと接地しているように見える。
が、実際にはかなり浮き気味にしかならず、隙間風がガンガン入ってくる(爆)
隙間ができるスカート 感覚的に言うと脚の長さが 5~10cm 長いか、幕体の裾が設計サイズよりも 5~ 10cm 短い感じで、脚の開き具合どうを調整しても解決しない。
ちなみにロッジシェルターでは上記の問題1や問題2は生じない。
初めてロッジシェルターを張った際には「うわぁ、隅がちゃんと合うしスカートも十分に接地する! さすが一流メーカー製!」と感動しました @o@
問題3:ペグダウン・ベルト縫い付け部分が強度不足
これが
THEA-5 の最も致命的な問題点。
THEA-5 は幕上部はポリコットン生地だが、下部は泥で幕が汚れないようビニール生地になっている。
そしてペグダウン・ベルトはこのビニール生地とスカート(これも安っぽいビニール)の境目に縫い付けられている。
縫い付け部分(幕内側) ところがこの泥除けのためのビニール生地、強度不足で
引き裂きに非常に弱い。
よってキツめなペグダウンや強風でここがあっさりと裂けてしまう @o@
強風で引き裂かれた後方右側ペグダウン部
後方左側ペグダウン部 実は後方センターのベルト部は、うっかり強めにペグダウンしてあっさり裂けた(爆爆爆)ので、ベルト部分の強度が全然不足しているのはよーく知ってオリマシタ ^^;;;;
そこでいつも風で裂けてしまわないようにベルトを緩めておくのだが、
先日の森のまきば出撃(風速 10m 程度)でとうとう破けてしまったのデス(しかも 2ケ所) orz
台風クラスの暴風なら諦めもするが、強風程度で破れるようでは商品として失格デス orz (10万円近くもする幕なのに・・・)
この部分は他ユーザーさんの THEA-5 でも破損例があり、材質的に問題があるのは明らか。仕様上の欠陥といっても良いと思う。
仕方が無いので、裂けてしまった部分には「ペタックス」なるトラックの幌やテント補修用の粘着シートを貼り付けております・・・
後部センター部分
全体の様子 なお、念のために書いておくと、フレームと幕体が重いぶん、全体としては風には強いです。それだけに、この部分の強度不足はイタイ・・・
問題4:フレームのメッキにムラあり
メッキのムラ実例1
メッキのムラ実例2 メッキが不十分な部分からフレームが錆びております・・・ orz
ちなみにロッジシェルターのフレームを見たとき、メッキの仕上がりがスゲー綺麗! @o@ と驚きましたよ ^^;;;;
問題5:全体的に仕上がりが雑
簡単に取れた窓止め これはビニール窓を巻き上げて留めるためのループだが、ちょっと引っ張ったらすぐ取れました @o@
結論:
THEA-5 は以下の問題を有している。
1.THEA-5 は幕とフレームがうまく合わない個体が存在する。
→ スカートが浮いたり屋根が弛んだりする
2.ペグダウン・ベルトの縫製部分の材質に問題あり
→ 強風で幕が裂ける
3.メッキにムラあり
→ フレームが簡単に錆びる
以上より、「THEA-5 とロッジシェルター、どっちがいいでしょう?」と聞かれたらワタシは迷わずロッジシェルターをお勧めします ^^;
ただし・・・・・
シックな色合いと出窓が醸し出す独特の存在感に魅了され、上記の問題点なんざ屁でもねぇぜ、という覚悟ができたのなら・・・・ Welcome to THEA-5 User's world !
お仲間、待ってマス ^^
この幕、小川のような一流メーカーが製造したらホントに無敵幕になるんだけどなぁ・・・・
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