松本船舶マリンランプの改造 Final

GRANADA

2016年01月05日 10:08

(本記事は電子部品や回路図を見てムラムラする特異体質な方だけご覧下さい ^^;;; )

 さて、年末年始のまとまった時間で行っていた電子工作の第二弾がコレ。

 先日2回目の改造をした松本船舶のマリンランプの再改造でアリマス。

いよいよ最終改造へ ^^;

 前回の改造では PWM 制御を行うのと引き換えに LED ドライブ部を一般的な定電流回路としたため、意外にエネルギー効率が低下して電池の持ちが悪くなってしまいマシタ(爆)

 そこで再改造を考えていたところ、秋月で LED 制御用 IC の CL6808 を発見。もっと早く気付いていればと後悔することしきり ^^;;;

基本回路

 CL6808 は外部からの PWM 信号(もしくはアナログ電圧入力)で設定電流を変えられる便利な IC。

 しかも降圧コンバーターを兼ねているため、エネルギー効率の改善も期待できマス ^^

 ただしデータシートから、

・動作最低電圧は 5V
・DUTY 10% 以下を制御するには外部 PWM 周波数が 500Hz 以下

とあり、実際に今回の改造に使えるかは事前検証が必要。

基本性能検証中 ^^;

 そこで早速購入して確認したところ、4.6V 程度からエネルギー効率改善を確認。

 また開発済みのファームウエア(PWM 周波数 1KHz)でも DUTY 10% 以下を制御できているようなので早速採用することに ^^

今回の制御基板
(CL6808 は裏側に実装)

 銀色の細長いのは水銀スイッチ(傾斜スイッチ)。部品も減ってだいぶスッキリしました ^^

実装状態

放熱シートを付けてできあがり

 さて、全 LED 電流を 0.5A に設定して消費電流を測ってみたところ 5V 0.38A という結果に。

 ざっくりと計算して ( 5V x 0.38A ) - ( 3V x 0.5A ) ≒ 0.4W が熱損失になるため、CL6808 に放熱シート(秋月で売っているクールスタッフ)を付けておきマス。(放熱シートを付けないと、チップの温度上昇に伴って消費電流が 420mA まで上昇するのを確認)

最終形到達 ^^

 ほぼ同じ明るさで消費電流は 560mA → 380mA と激減。電池の持ちもだいぶ良くなることが期待できマス ^^

 あとはフィールドで使い勝手を最終確認するのみ。あー、早く使いてぇ~


 なお、回路図やファームウエア等の技術的詳細はこちらへどうぞ。



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