さて今回はポータブル電源で電気毛布が使えるか、という検証実験の巻。
Suaoki 20000mAh まな板に乗るのは低価格リチュウムイオン電池ポータブル電源の魁、Suaoki 20000mAh。
7月の購入時レポでは電気毛布は
計算上「強」設定で 8時間と予測しましたが、いよいよ冬シーズン到来、実際に確かめてみようと思ったワケで ^^;
【検証環境】
検証の様子 電気毛布は3年ほど使用しているもので、大きさや絵柄から「NAKAGISHI NA-023S」(カタログ表記 55Wh)と思われマス。
これを満充電のポータブル電源に繋ぎ、「低」「中」「強」でそれぞれ何時間後にポータブル電源が出力を停止するかを測りマス。
ちなみに今回改めてメーカーページでカタログスペックを確認したところ、
・弱:約 3Wh
・中:約18Wh
・強:約31Wh
となっていることに気付きました ^^
55Wh は「強」よりも上の「ダニ退治」モードなのかな? (実はそうではないことが後に判明。詳細は下記追記参照)
となると・・・ (期待)
【検証結果】
・弱設定: 27時間
・中設定: 11時間
・強設定: 8時間
室温環境(ココ重要、理由は後述)なら「強」でも一晩もつことが確認でき、「ポータブル電源で電気毛布」が現実味を帯びてきました ^^
ところが・・
【2016/11/25 追記】
電力計でこの毛布の消費電力をリアルタイム測ってみたらオドロキの事実が ^^;;;;
この電気毛布の瞬間最大消費電力は 120W デシタ @o@
じゃぁ、なんでカタログ表記はだいぶ小さな値になっているのか。
ポイントは消費電力が
W ではなくて Wh で表記されている点。
実はこの電気毛布、ON (120W) と OFF (0W) を周期的に繰り返して温度を一定に保ってオリマス。
いわゆる PWM 制御、考えてみればこれが一番簡単な温度制御方法ですよネ ^^;;;
で、実測では上記検証のように十分暖かい室内なら、ON 20秒、OFF 60秒の周期で安定。
即ち、ON:OFF 比 = 1:3 なので、
みかけの消費電力は 120W / 4 = 30
Wh。これで確かにカタログスペック「強」の消費電力と一致しました ^^;
が。
実はもうひとつ見落としていた点が ^^;;;
改めてよくよくメーカーのページを見たら、「室温センサー搭載」と明記されておりマシタ(爆汗)
つーことは
低温環境で使ったらもっと消費電力が増える可能性アリなわけで ^^;;;
気温 5℃の屋外検証の様子 早速毛布を 5℃ほどの室外に出して測定したら、やっぱり消費電力が倍以上増えマシタ(爆爆爆)
ま、シュラフの中にコントローラー部分を入れればある程度は誤魔化せますが、それじゃぁあんまり暖かくならない可能性も(汗)
ここらへんは実地検証が必要そうデスネ(滝汗)
2017/01/07 追記:
厳冬期のふもとっぱらで実際に使用し、
-3℃の幕内で、最弱設定で一晩稼動を確認。(実際の出撃レポは
こちら)
しかし最弱設定でも電池残量は 20% 以下で、予想通り室温時より消費電力が数倍増えてオリマス ^^;;;
もちろん低温によるみかけの電池容量減少も影響していると思われますが ^^;
結論として
ポータブル電源+電気毛布は一応実用に耐えうるが電気毛布の室温センサーには要注意。イマドキの製品にはかなり一般的に搭載されているようですし ^^;;;
ちなみにちゃんとした冬シュラフなら再弱設定でもソコソコ暖かかったですヨ (^-^)
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