GRANADA in the Field with Corgi

　さて、先日初張りした LOGOS Navajo tepee 400。忘れないうちにインプレッションと設営・撤収ノウハウを書いておきます ^^;

　今回購入したのは本体＋グランドシート＋インナーマット＋ガーラントがセットになった「Tepee 400 セット」。




収納サイズ比較
　幕体の収納サイズは案外小さく、むしろ発泡素材のインナーマットの方がスペースを取りマス ^^;

設営：

　以下の手順は強風下のソロでも設営できるように配慮したもので、取扱説明書の手順とは異なっておりマス ^^;　（無風状態、あるいは複数人での設営なら説明書通りで OK）


ロゴス(LOGOS) Ｔｅｐｅｅグランドシート４００

　まずグラウンドシートを敷く。シートの裏表は「LOGOS」ロゴのタグで判断可能。

シート表側

グラウンドシートを仮止め
　で、インナーと接続するための紐を輪っか状にし、この段階でペグを仮打ち。こうやって最初に仮止めしておくことで、写真のとおり風が多少吹いても設置が可能になるわけですね ^^

　そして仮打ちしたペグにインナーを引っ掛け、さらにフライを被せ、ペグに仮止め。説明書ではフライはインナーを立ち上げた後、最後に掛けることになっておりますが、Tepee 400 はテッペンが高いので、身長次第では後掛けは大変のハズ ^^;;;

　次にインナー頂上のポール受けにポールを入れて一気に立ち上げるわけですが、ピルツと違って幕体もポールも軽いので非力な女子でも楽勝で立ち上げ可能デス ^^

　続いてインナー底面のポール受けにポールを嵌め込み、対角線同士でテンションを最終調整してペグを本打ち。

　その後、必要ならグラウンドシートとインナーを紐で結ぶ。（基本的に結ばなくても問題無し）

　フライのペグは、見栄えを気にしなければインナーのペグと共用可能だが、別にペグダウンした方がパリッと張れる。

　最後にガイロープをペグダウンして設営完了。

設営完了
　インナーのペグ留めは長さ固定だし、フライシートのペグ留めはゴム紐なので良くも悪くもペグの位置に悩むことはアリマセン ^^;


ロゴス(LOGOS) Ｔｅｐｅｅマット４００


インナーマット表面
　次にインナーマットを敷く。純正品はハナから六角形なので設置は超楽。緑色が幕内側で黒色が地面側。表側には LOGOS マークあり。

　ただマジックテープの面積が案外狭くて外れ易いのが難点か。


内部

インナー頂上部、メインポールはランタンハンガー付き
　メッシュはインナーのテッペン全周と入り口部分のみ。全面メッシュだった前モデルよりは通気性が悪く、インナー単体を蚊帳として使うのは厳しそう ^^;;;

　幕内は幕色のせいもあって明るめだがインナーが適度な遮光性を持っており、夜に幕内が丸見えになるようなことはアリマセン ^^;

　また携帯などを入れるサイドポケットは入り口付近と奥に２つ付いている。

底部
　インナー底面にはポール受けあり。ポール受けの周辺は生地が傷まないよう補強されておりその点は好印象。

　ただ径が標準ポールに合わせてあるので、ポールを別のものに交換しようとすると逆にこのポール受けは邪魔になる ^^;

ポールとショックコード
　このポール、超超ジュラルミンということもあって極めて軽い @o@　ショックコードは金属製ではなく紐 ^^;


乾燥：

　初張り時は幕内外の温度差が 19℃近くもあるのに結露がフライの裾部のみ、という驚異的な結果に @o@

ナバホめくり
　裾部は比較的乾きにくいので、洗濯バサミで裾をガイロープに留めてしまえば乾燥は速くなるし、アウターを外して別干しも可能。

　アウター、インナーともに幕体が軽く、しかもさほど大きくないことから、自宅ベランダでも干せるのはポイントが高い ^^


撤収：

　以下、強風下のソロでも撤収できる手順。

　・センターポールを抜く
　・ガイロープのペグを抜く
　・風上側の２本を残してペグを抜く
　・風上側のペグにフライシートを付けたまま、フライシートを畳む。最後にペグからフライシートを外す。
　・風上側のペグにインナーを付けたままインナーを畳む。最後にペグからインナーを外す。
　・グラウンドシートをペグから外して畳む
　・全ペグ撤去

　生地は薄めなので案外アバウトに畳んでもバッグに入る模様 ^^;


使用感：

(1) 大きさ、広さ

広さ感その１
　実際に張ってみた印象はピルツ 15 よりふた回り小さい感じ。コット寝なら大人二人、直寝なら大人二人＋子供二人はイケるだろう。

　ただし側面の傾斜はピルツ 15 よりキツいので、お座敷スタイル確定となる。

(2) 温度性能、換気性能

　インナー上部が全メッシュ、スカートもないので 3シーズン用幕かと思いきや、意外にも保温性が高く冬季でもイケることが判明 ^^

　ただ逆に夏場は熱がこもりそう。フライだけのインナーレス設置も可能なので、夏場は土間仕様にするのもアリだろう ^^;

　ベンチレーションは前後 2ケ所。内部から開閉操作はできない上に Tepee 400 では 2m 以上の高さにあるので操作は不便。いったん幕が立ち上がってしまうと裏側のベンチレーションはワタシの身長（170cm）ではアクセス不可能でデシタ ^^;

(3) マット類

　６角形幕のため、グラウンドシート、インナーマットとも純正品を使うと極めて楽。価格的にも幕単体で購入するよりはセットで購入したほうが得。

　インナーマットは発泡素材製で霜柱が立つような冬季でも地面の冷気をかなりシャットアウトしてくれた。ラグをインナーマットの上に一枚敷けば、地面からの冷えはほぼ問題無い。

　ちなみに Tepee 400 の場合、地面を全部覆うにはエル・パソ・ブランケットなら 3枚必要。

広さ感その２
　初張り時はワイドコット一台＋ホカペ（一畳用）＋エル・パソ・ブランケット１枚で写真の通りちょい足りない感じであった。

(4) 耐風性能

強風下、センターポールのみを立てた状態
　初張りが強風下ということもあり、メインポールがかなり細いのが気になった。実際、変形や破断はなかったもののポールが軽くしなっておりました（爆）

　△はセンターポールが命なので、重くても太い鉄ポールの方が安心感があるのだが・・・・ ^^;

　またフライのゴム製ベグ留め、インナーのペグ留め部分の縫製強度など、ちゃんと暴風レベルでも耐えてくれるかかなり不安（爆爆爆）

　それに幕が六角形なので、風によって凹むことで生じるデッドスペースが広めにできてしまうのもイタイ。

　いろんな点で強風下ではデメリットが出易い幕ですね ^^;;;;;

(5) その他

　設営手順上、雨設営、雨撤収時にはインナーが濡れてしまうのがイタイ。雨天時は後からインナーを吊り下げるピルツシリーズの方が使い勝手が良いですね ^^;



総括：

　設営・撤収の容易さ、そこそこの居住性、保温性良好で冬季も OK となかなか使い勝手は良い ^^

　珍しい「柄モノ幕」で人目を引く上、同柄のチェアやシュラフまで揃えればかなりオサレなサイトが構築可能 ^^

　マット類とのセット価格はかなり割安感があり、満足度の高い製品でアリマス ^^

　ただし細いセンターポールや全体的な縫製強度など、本当に暴風に耐えられるかは未知数で、ハードユースに不安が残ることも事実。

　基本的には好天用の幕と捉えておいた方が無難とみました ^^;

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