GRANADA in the Field with Corgi

　先月の出撃で非常に気に入った南乗鞍ゾーン。今回はお盆休みを利用して 5泊 6日で長期遠征を敢行。今回もカミさん、「はな」、「だいすけ」とフル参戦 ^^

　今回の泊地は「飛騨たかね野麦オートビレッジ」。事前情報では高規格ながら GW やお盆でも混雑感がなく、標高 1400m 級で避暑に最適、とのこと。果たして「避暑」は成功したのか？

乗鞍岳を再び眺めに行こう！

（以降、長文ご注意 ^^; ）

8/8 （木）　晴れ

　2:50 に出発。常磐道～首都高～中央道と進撃し、6時前に諏訪湖 SA で最初の休憩。

毎回毎回長時間ドライブに耐えるいい子達
　コギ達に朝ごはんをあげ、こちらも「山賊焼き定食」でガッツリとエネルギーを補充して再出発。

　さて関東から南乗鞍方面を目指す場合、県道39号（急峻、道幅狭い、クネクネ）で野麦峠を超えるコースと、国道 361号（道幅広い）で長峰峠を超えるコースがある。後者は前回通ったので、今回はあえて県道 39号での野麦峠超えを目指す。

　まずは伊那 IC で降りて権兵衛トンネルを抜け、国道 19 号を北上して木祖村の道の駅「元気館」で野菜や信州ワイン、ナラ薪を購入。

ナラ薪 390円


地元ソフト・アイスの類は外せません ^^;
　「ソフト・アイスは飲み物」と豪語するカミさんは早速開田高原アイスを「飲み干し」ました ^^;

　その後県道 26号（道幅は比較的広め）を北上し、道の駅「ながわ山菜館」で桃を大量に仕入れる。カミさんは無類の桃好きでもあるのデス ^^;

これを大量購入 ^^


　ここで最初の問題が発生。そもそもフィットにワンコ 2匹とキャンプ道具一式を積載した段階で積載キャパが限界ギリギリだったのに、箱買いしたビール（爆）や薪、大量の桃まで買ったことで完全にキャパオーバーに（汗）。

　結局、カミさんの足元に箱ビールと薪を押し込み、カミさんが桃を抱える「桃抱きの刑」（爆）状態で峠越えすることに。足元が踏ん張れないカミさん、カーブで転がりそう（滝汗）

桃抱きの刑。足元には箱ビールとナラ薪 ^^;

　県道39号は傾斜がキツく、見通しも悪くて道幅は 1.5 車線ほど。ところどころに離合スペースがあるが、コンパクトカーのフィットですら対向車は勘弁してほしい感じ。幸い平日なので対向車は 2台で済んだが、大型車ならやはり多少遠回りでも国道 361号経由で岐阜県側に入るのが正解だろう。

　ともあれ、野麦峠を超えて岐阜県側の最初の集落にキャンプ場入り口がある。

入り口看板（長野側から）

　アクセス路はさらに狭くて完全一車線 ^^;　当然クネクネだが野麦峠超えでもう慣れマシタ（爆）。11時にキャンプ場に到着。

管理棟前
　キャンプ場の平均標高は 1450m。到着時の気温は 26℃ほどだが直射日光が当たるとかなり暑い。

　設営したのは中央サニタリー至近の電源サイト。予約時に「昼間木陰のできるサイト」をリクエストしたのだが予約が遅かったせいもあって残念ながら全面木陰のサイトは取れず。それでも午後の陽射しを防ぐ最低限の木陰はあったので、その部分にオープンタープを配して設営完了。

サイト全景
　今回の幕は Pilz 15 にコールマンのヘキサ MDX。こういう長期泊にこそ MLIMA THEA-5 を投入したかったのだが、いかんせんフィット君の積載キャパが許してくれませんでした・・・（泣）

サイトからの眺め
　気温は 28℃に上昇。サイトからは白樺も見えて雰囲気は悪くない（というか、かなり良い）のだが、いくらタープで影ができてもタープからの輻射熱や付近地面からの照り返しがあって暑い（汗）

　やはり夏のタープは「影の濃い」タープでないと・・・ってかそもそも夏場のキャンプはカンカン照りのところにタープを張るよりも木陰が最も有効と痛感。


教訓１：　夏のキャンプは木陰を最優先とすべし。眺めは二の次。

　ウチはキャンプを始めてまだ1年未満（爆）。本格的な夏キャンはこれが初めてでどうしても経験不足が露呈してしまうわけで ^^;;;;;;　


ランチはレトルトカレーにペリエ

午後は抱っこタイム。「だいすけ」は早速爆睡 ^^

夕食はダッチ・ビビンバ

よーくかき混ぜて冷奴とともにイタダキマス

　今回もカミさんは本気を出してダブルダッチ（蓋がスキレットになるダッチ）をお持ち込み。ダッチ料理第一弾がこの石焼ビビンバならぬダッチ・ビビンバ。丁度良い具合におコゲが出来ていて大変おいしくいただきました ^^

今日の焚火犬
　今日はまだお盆休み前の平日。付近 100m 四方に他のキャンパーはおらず、近くの沢の音だけが聞こえる静かな夜に ^^

　焚火を堪能しているうちに夜霧が発生。期待していた星空は明日以降に持ち越しとなり、22時就寝。


8/9 （金）　快晴

　6:30 起床。温度計のログを見ると幕内最低温度は 18℃ほど。

　標高が高いわりには案外気温が下がらず、湿度も高く期待していたほどの爽快感は無し（泣）。夜霧のおかげでタープは表裏両面びっしょり@o@ で、幕内にもかなりの結露が発生。もっとも結露は朝日がガンガン当たってすぐに解消 ^^;

朝食はパンケーキ
デザートは冷やした桃
　以降、毎日桃が配給されることに ^^

　ところでこのサイト、午後からは木陰ができるのだが午前は陽がガンガン当たって暑い。そこで管理人さんに相談してサイトを変更することに。さすがに電源サイトには空きがないものの、非電源サイトなら空きはたくさんあるという。

　そこでカミさんが現場を見ながら選んだのはサニタリーから少し離れてはいるものの、周りに白樺が生え、少し奥まったプライベート感たっぷりなサイト。でもココ午後から陽がかなり当たりそうですけどダイジョウブデスカ > カミさん ^^;

このサイトに移動。確かに午前中は木陰面積大なり

　管理人さんはサイト変更に快く応じてくれ、親切にも荷物運搬用に軽トラまで出してくれました。感謝感謝。これが無ければ派手にぶちまけられた荷物をフィットに積んで何度も往復・・・・なんて地獄絵図になるところでした（滝汗）

　というわけで、再度設営を開始。幕と車で道路側からの視線を遮るレイアウトに。

改めて設営完了

すぐ側には白樺

「はな」も木陰にご満悦 ^^
　それにしても直射日光に当たりながらの撤収～運搬～設営はキツかったぁ（泣）

　で、今回、遮光の切り札としてタープの上に断熱シートを載せてみた。

ただの銀マットではアリマセン ^^;

　このシート、愛犬家の間では有名らしく車に被せたり犬小屋に被せたりするのだという。おかげで「濃い影」どころか、被せた部分はほとんど熱くならないという絶大な効果を確認 @o@　今回はケチって小サイズを買ったのだが、次回は大サイズを買うことにしよう ^^;

　ただしこの断熱シート、ギンギラギン（by 近藤真彦）なので混みあうフリーサイトで使うと大顰蹙を買うこと間違い無し ^^;

昼食
　昼食は意表をついて鰻丼。ビールはコストコで箱買い（爆）したオーストラリアのビール「フォーエックス」。

　ココは無印のキャンプ場と違って売店の品揃えは最低限。さりとて下界に買出しに行こうにもクネクネ道を往復する最低 1時間はかかるコースとなる。そこでカミさんは五泊六日を無補給で過ごせる食材・飲料計画を立て、ビールを箱買いして大量お持ち込み。また肉類と乳製品は出発前に購入して Dometic 3 way 冷蔵庫で保存し、米、卵、野菜、果物を現地調達・・・・　ってことは今回飛騨牛は出ないのね・・・・ orz

　ともあれ、最終日までにどんな料理が飛び出してくるのであろうか ^^;



　まぁ、それはさておき、昼食後の午後 1時～4時、懸念していた通りほとんど木陰ができない魔の時間帯に突入。わずかにできる木陰に皆で避難して過ごす。気温は 28℃だが湿度が高く不快で、標高 1400m ながらもちょっとした「修行」キャンプを強いられるハメに。まぁ、下界の修行よりははるかにマシなんでしょうケド・・・・

　もっとも夕方には気温がすぐに 20℃以下に @o@　じっとしていると半袖では寒くなってきた。さすがは 1400m級、ナメてはイケマセン。トレーナーを着込んで夕食。

夕食はダッチで焼いた餃子（嬉）
　さすがぶ厚い鉄板でできたダッチ、均一に綺麗に焼けてマス ^^　おかげでビールがどんどん進む・・・・ ^^

やがて空は茜色に・・・
　夕食後、空を見上げてビックリ。綺麗な星々が満天を埋め尽くしており、十数年ぶりに肉眼で天の川を見ることができマシタ。（機材が無くてこの素晴らしい星空をお届けできないのが残念デス orz ）

　特にサイト正面にはさそり座がクッキリ。アンタレスって本当に赤いんデスネ @o@　いて座も含めてその全貌を見たのは人生で初めて ^^;　その他てんびん座、山羊座、と黄道12星座のうち 4星座を同時に拝むことができ、それだけでもココに来た甲斐があったというもの。

　大いに星空を楽しんだ後、21:30 就寝。


8/10 （土）　快晴

　6:30 起床。幕内最低温度は 17℃で結露は少なめ。

TKG love ^^
　朝食は卵掛け御飯に味噌汁で和風に。

　食後は早々に洗濯を済ませ、快適気温の午前中は皆で昼寝タイム（爆）。

「はな」爆睡

「だいすけ」はテーブルやイスの下で寝るのがお好き


　今日の特別イベント（？）は延び延びになっていた笑's「ちび火君」の火入れ。今回は焚火というより「炭起こし」用に投入。

祝・火入れ

昼食
　この炭を使ってカミさんが繰り出したのはエゴマ入りのパン。ワイン、クラムチャウダー（キャンベル缶）、サラダと共にプチプチとした食感のエゴマパンを楽しみました ^^

　で、本日も「修行」時間帯に突入・・・・

あ、暑い・・・（溶）

　温度計は 28℃なのだが湿度が高く、タープからの輻射熱もあり体感温度は30℃を超えている。本当に午前中の快適さが嘘のように暑い。ただただ暑さに耐えるだけというのもシャクなので読書で気を紛らわせる ^^;

「はな」もバテ気味 ?

「だいすけ」はコット下に避難
　「だいすけ」はテント内のコット下が気に入った様子。テントにはガンガン陽が当たっているのだが、ピルツは通気性がいいので内部の気温自体はさほど上がらない。問題は暖められた幕体からの輻射熱（赤外線）なわけだが、「だいすけ」はコットとシュラフが輻射熱を遮ること、テント設営後ずっと陽が当たっていない地面が冷たくて気持ちいことを察知した模様 ^^;　なかなかデキるな「だいすけ」@o@


夕食はフライドポテトと揚げ茄子に・・・

鶏唐揚げ ^^
　揚げ物にビール＝至福のひと時 ^^　

　おかげでビールがガンガン進み、気が付いたらイス寝。そのまま 22：30 就寝。



8/11 （日）　快晴

　6:30 起床。幕内最低温度は18℃。結露は少なめ。

　散歩に出ると可愛らしいコーギーを発見！（嬉）

特別出演：「団十郎」君（6歳 ♂）

「団十郎」君を受け入れる「はな」

それを見てガンを飛ばしまくる「だいすけ」とドン引く2匹 ^^;
　普段はおとなしい「だいすけ」だがヤキモチを焼いてガンを飛ばしたようデス（爆）

　これまでキャンプ場で他犬種にはたくさん出会ったがコーギーは初めて。ちなみに「団十郎」君、ウインカーを出す度に鳴くヤンチャなコギさんとのこと ^^;

朝からガッツリと
　朝食はチャーハン（市販のチャーハンの素使用）とわかめスープ（インスタント）。さすがに五泊六日を無補給で過ごすためには適宜インスタント食品を投入していく方針らしい ^^;

今日も午前中は超快適。白樺の明るい木漏れ日が気持ちいい
　今日は風があってかなり涼しい。そうそう、これですよ、コレ。この「高原の朝」を求めてわざわざ数百キロ彼方から来たわけで ^^

　午前中は「はな」を抱っこしながら読書をして過ごす。おかげで１冊目を完読。

「はな」は爆睡

昼食
　昼食は巷で「ウマイ」と評判のいなばのグリーンカレー（缶詰）。ココナッツミルクを使って甘めに仕上げてあって気に入りました ^^

　さて、せっかく午前中気持ちよく過ごせたので、午後は「修行」の回避と気分転換を兼ねて長野側の開田高原方面にドライブに行くことに。

九蔵峠（国道361号）からの木曽御嶽山

　まずは開田高原で最も有名な「開田高原アイスクリーム」へ。

お盆休みを控えた週末とあって激混み・・・

飲料？補給
　ココでカミさんはソフトやアイスをたて続けに６個も「飲み干し」マシタ @o@　その後「さすがに飲み過ぎた」と言ってましたが ^^;

　開田高原や南乗鞍界隈はトウモロコシが名物。直売所でトウモロコシを買い、付近のキャンプ場を偵察したりして 17時前に帰投。

炭火で焼いて醤油をかける → 激ウマ

夕食
　モツ煮、プルコギ、サラダ、焼き茄子。またまたビールがすすむ君なり ^^

　それにしてもキャンプ4日目でも肉類が出てくるところが Dometic 3 way 冷蔵庫の威力。夏の長期キャンプにはもう手放せません ^^

CB 缶冷却でもガッツリ霜が付いてます @o@
　この便利さと安心感で 39,800円ぶんのモトは十分に取りマシタ ^^



　夕食後は焚火と星空を堪能。星空に見とれているうちに偶然流れ星が @o@

とっさに出た願い事は「カネ」でした（爆）

　あぁ、いつの間にか汚れちまったな ＞ ワシ orz

　22:30 就寝。



8/12 （月）　快晴

　6:30 起床、幕内最低気温 13℃。案外冷えたが爽快な高原の朝 ^^

カミさんが生地をこね・・・

朝食はコーヒーと揚げたてドーナツ ^^

　朝食後は読書（２冊目）。いつもながら午前中は 20℃前後。高原の風もあり快適極まりない ^^

本日のスペシャルイベント（？）
　今日のスペシャルイベントは WILD-1 KAYA WIDE の初張り。詳細はコチラに譲るとして、虫の心配なく眠れるのは魅力大ナリ。

　ちなみにココには蚊、アブ（吸血性のアカウシアブ）、ブヨがいて、パワー森林香 x 2 ＋防虫スプレー（サラテクト）を投入しても最終日までに 4箇所ブヨにやられマシタ ^^;　ただしやられたのは半袖だった腕～手で、滞在中ずっと長ズボンと靴下を履いていたおかげで脚周りの被害はゼロ。やはり防虫は物理的防御に勝るもの無し、と再確認。

ランチ
　昼食はコストコのベーコンを使い、生地から練ったピザ。もちろんウマウマ ^^


　で、本日も「修行」に突入・・・・と思いきや意外にも・・・・

今日は全然快適 @o@

　気温は 28℃と変らないが湿度が全然低いのと風が吹いていたので至極快適に過ごせました ^^v　ってかこれが本来の「高原の夏」のイメージなんですけど。

　ここはテレビも見られないしネットも繋がらない。やれることは昼寝か読書ぐらい。おかげで一気に2冊目を読破。下界が酷暑でエライことになっていたのを知ったのは帰宅後（爆）

夕食メニューその１：カボチャのチーズグラタン
夕食メニューその２：イワシとトマト入りペペロンチーノ
　これまたビールが進みまくり ^^;

　夕食後はワインを飲みながら夜空を眺める。このサイトは天頂～南側が開けているので、ちょうど天の川に沿って白鳥座～さそり座が良く見える。

　で、嬉しいことに今晩も流れ星を見ることができた・・・・のだが、これは単なる偶然ではなく、まさに今晩がペルセウス座流星群の極大日（しかも10年ぶりの規模）だったと知ったのは帰宅した後・・・・

しまったぁ、せっかく絶好の天体観測ポイントにいたのにぃ・・・・

　まさに後悔後を絶たず、もとい、後悔役立たず（いやどっちもマチガイだ）。まぁ昨晩と合わせて２つ流れ星を見られたのでガマンしよう ^^;


教訓２：　キャンプ出撃前には天体イベントのチェックを怠るべからず


　今日も満点の星空を堪能して 22:30 就寝。



8/13 （火）　快晴

　撤収日。5:45 起床。幕内最低温度は 14℃とそこそこ冷え込んだ。

　コギ達を起こさないよう、こっそりと起き出してコーヒーを淹れ、最後の朝を楽しむ。

散歩ではお約束のじゃれあい ^^;;;
　それにしても毎回毎回「はな」が倒れる・・・って、これがホントのワンパターン・・・（オチ最悪）


　朝食（パンケーキ、写真省略）後、8時からボチボチと撤収作業を開始。

ピルツめくり発動
　幕にはそこそこの結露があるのだが、朝方はイマイチ陽が当たらないサイトなので、ピルツめくりを発動して乾燥を促す ^^;

　努力の甲斐あって 10:45 に完全乾燥し、11:30 にキャンプ場を出発。再びクネクネ県道 39号で野麦峠を越える。お盆休みに入ったこともあって対向車が 20台以上も（汗）。

　昼食は「ながわ山菜館」のテラス（ワンコ OK）で「行者ニンニクチキン・ランチ」（850円）をいただきました。

　帰りは渋滞予想の出ていた中央道を避け、やや遠回りながら 松本 IC から長野道～上信越道～北関東道経由を選択。幸い渋滞は無く、18:30 帰宅。


総括：

　帰宅後に調べてみるとキャンプ期間中の茨城（つくば）の気温は 22℃～37℃。コチラは 14℃～28℃ だったので、若干の「修行」はあったものの、十分に避暑成功といえるだろう ^^

　全日晴れ、と天気にも恵まれ、満天の星空や流れ星まで堪能できた。いずれ機材を揃えて天体観測目的でリベンジしてみたい。


2013年通算　32泊
全通算　40泊




飛騨たかね野麦オートビレッジについて

　サイトは高原サイト、中央サイト、樅（もみ）の木サイトに分かれている。

高原サイト（写真は中央の広場）
　広場を中心に配して開放感抜群。サイト自体は広場の周りに配置されているが、この広場にも幕を設営して良いようだ。

中央サイト
　白樺も混じる高原植生が気持ち良い。ただし木立が少なめで日当たりの良いサイトが多く、概して夏キャンプには向かない（逆に秋キャンなら最高？）。サニタリーから遠い側（非電源サイト）には比較的陽射しが遮られるサイトあり。

樅の木サイト
　文字通り樅の木が陽射しを遮ってくれる林間サイトがメインで夏場に最適。



　場内の雰囲気は、総じて五光牧場を無印良品風にした感じ。基本的に区画サイト制だが、木立や草で明確に区切られたプライベート感たっぷりのサイトもあれば、サイト区切りがあいまいでグルキャンに向きそうなサイトもある。またこれらとは別にグループ向けの完全フリーサイトも用意されている。
　
　サイトの地面は草（苔まじり）もしくは芝で幕に優しい。基本的に斜面をちゃんと整地してあるので、傾斜はあっても緩め。無印キャンプ場のような、思わず「なんでやねん」っとツッ込みたくなる急傾斜のサイトはありません ^^

　ってことで非常に気に入りマシタ ^^

　特に無印良品･南乗鞍よりも高規格なサニタリー施設が good。無印と比較すると、絶景風呂が無い、白樺が案外少ない、売店の品揃えが最低限、といった以外はほぼ非の付け所が無い。

中央サイトサニタリー

炊事場

サニタリー棟内部

　特に二泊目から割引が適用されること、ランドリー代が基本料金に含まれていること、から長期泊に向くのも気に入った。

　また最も客が入るお盆ですらサイトは半分ほどの埋り具合で予約が取り易いのも大きな魅力。（今回の予約も出発 2日前に取った）

　個人的にはマイナスポイントがほとんど無いので、おそらく来年のお盆休みもここに来ていると思いマス ^^



飛騨たかね野麦オートビレッジ：ここが〇

・避暑に最適な 1400m 級高原
・２泊目から連泊割引適用あり
・季節や天候に合わせて様々な雰囲気のサイトが選べる
・超高規格。サニタリー、トイレ、シャワー室などどれも綺麗。
・トイレは水洗。一部洋式もあり。トイレ内は人感センサー照明で虫少なめ
・シャワー料金、ランドリー料金は施設使用料に含まれており一日に何度使っても追加料金不要
・シャワーは温度、水圧とも合格点（ただし同時多人数使用だと？）
・水道（沢の水？）がとても冷たく、果物、飲物を冷やすのに最適
・予約が取りやすい
・電源サイトあり



飛騨たかね野麦オートビレッジ：ここがイマイチ

　個人的にはあまりマイナスポイントは無いのだが、しいて挙げるなら、

・茨城から遠い（超個人的理由だな・・・）
・乗鞍岳や木曽御嶽山が綺麗に見えるサイトが少ない
・風呂が無い
・白樺があまり多くない
・売店の品揃えが最低限
・中央サニタリーの男子トイレに洋式便器が無い（樅の木サニタリーにはある）
・小川へのアクセスが急坂
・キャンプ以外のアクティビティーやアウトドア教室等がない（星空観察イベントはあった）
・高原サイト傍の高圧送電線が雰囲気を損ねている（ただしこの高圧送電線は中央サイトや樅の木サイトからは見えない）



参考情報：

・ソフトバンク（3G）は管理棟付近なら使用可。ただし奥の方のサイトでは圏外となるようだ。
・水道の水は盛夏であっても非常に冷たい。冷え性の方は洗い物の際にゴム手袋持参を推奨。
・地面直下が礫がちのサイトもある。固めのペグを準備しておくこと推奨。
・蚊、アブ、ブヨがいるので防虫対策はしっかりと。
・売店に置いてあるビールは某スーパードライのみ。酒類は持ち込み推奨。
・最も近い買出しポイントは、野菜・酒類なら国道361号沿い高山方面にある道の駅。また近くの無印良品・南乗鞍キャンプ場の売店を利用するテもあるが、いずれも往復1時間程度は覚悟する必要あり。